”出雲石灯ろうの歴史” 石灯ろうとは

出雲石灯ろうの歴史

 出雲石灯ろうは宍道湖南岸の宍道町来待地区を中心に産出する凝灰質砂岩を原石として古い時代から作られるようになり江戸時代には、城主松平直政公がその真価を認めお止石として建材用としても使用、廃藩後は造園、室内装飾等に欠くことのできない石の“美術品”として 好評を得、北海道から九州迄ひろく全国に移出されて参りました。

 出雲石灯ろうの特長は原石の石質が粒子微密の為、気品高く優美な作品ができ、色彩が良 いうえに早く苔がつき、古色を帯び自然とよく調和します。さらに耐寒性、耐熱性に富み300年以前の徳川時代初期の作品も現存しているように長年風化によく耐えます。

 熟練工の手で一品一品入念に制作された石灯ろうは、種類も豊富で島根県の代表的な地場産業品目の一つであります。特に昭和51年、石灯ろうとしては全国で初めて、通産(現在の経済産業)大臣認可の伝統工芸品に指定され、ますますその品位を高め、全国各地へ出荷されています。

 ※出雲石灯ろうは、砕石製作後間もないうちは、黄緑色をしておりますが、日がたつにつれ、茶褐色の落着いた色合いになります。それから次第に古色を帯びてきて、一層自然と調和し、庭になじんで参ります。

 ※一品一品手作りにて入念に製作致しますので、同じ形の灯ろうでも多少異なる場合がありますので、ご了承下さい。掲載されていないものでも、ご注文に応じて製作させていただきます。

灯ろうは五つの部位から構成されています。

灯ろうイメージ写真

宝珠

宝珠とは、笠の頂上を飾っている葱花状の構成部分で、葱花屋根の変化か蓮蕾の変形かと云われるもので、塔など方形造りの建築や石塔類の頂上を飾っているものと同種です。

笠は、火袋の上の屋根に当たる部分で、構成部分に応じて四角・六角・八角など、様々な形をしております。また、丸雪見型の円形などもあります。

火袋

灯火が入る部分で、灯籠の最も重要な部分です。装飾目的の場合は火をともすことはありませんが、実用性が求められる場合には、火や電気等により明りが灯されます。

中台

火袋を支える部分で、最下部の基礎と対照的な形をしております。蓮弁や格狭間という装飾を施すこともあります。

足・台

自然雪見灯篭では「足」と呼びますが、木型灯籠では「台」と呼びます。

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